ゲームセンターでの景品提供について
業界団体ではどのように定めているのでしょうか。
ゲームセンターで提供できる景品の種類、提供方法について説明していきます。
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・業界団体
ゲームセンター(アミューズメント)業界には主な業界団体が2つ存在しています。
・JAMMA(一般社団法人日本アミューズメントマシン協会)
HP:http://www.jamma.or.jp/index.php
・AOU(一般社団法人全日本アミューズメント施設営業者協会連合会)
HP:http://www.aou.or.jp/index.html

それぞれの業界団体で景品提供の方法等についての指針を営業者に対し通知、公表しています。
各団体のホームページでも一般に公開されています。
・JAMMA:アミューズメント施設における景品提供営業のガイドライン
・AOU:ゲームセンターにおける景品の取扱い

2つの業界団体のルールをまとめると

・景品の価格
風営法解釈運用基準において定められている800円が上限です。

・提供してはいけない景品の種類
1 たばこ、喫煙器具類およびこれらをモチーフにした商品
2 酒類、および酒をモチーフにした商品
3 医薬品、興奮・めまい・幻覚等の作用を目的とする有機溶剤や成分を含有する物品類
4青少年の健全な育成や公序良俗を阻害する内容が印刷または記録された各種メディア「図書、写真、フィルム、ビデオテープ、CDROM、DVDなどの記録メディア類)
5 性的な行為の用に供する物品および性器を模した物品類
6 ショーツ、ブラジャー等の下着類
7 金券類および類似品
8 食品衛生法に抵触する材料を使用した物品類
9 偽造ブランド品や偽造キャラクターを使用したもの等、他者の知的財産権を侵害し
ている物品類
10 心身に危害を与える恐れのある物品類(レーザーポインター、刃物類)
11動物愛護の精神に反する生物
これらの景品の提供が禁止されています。2つの指針でほぼ一緒の文章になっています。

・景品の提供方法

2つの業界団体でこちらもほぼ一緒の文章となっていますが、①だけ異なります。
①-1(JAMMA)1回の遊技結果に提供する景品は、複数個提供する場合にも上限は風俗営業適正化法解
釈基準で定められた価格を超えてはならない。
①-2(AOU)1回の遊戯結果に提供する景品の個数は、1個とする。
②景品は、あらかじめ表示されている景品と同一の景品でなければならない。
③景品と異なる高額なものをデモンストレーションとして展示してはならない。
④カプセル内に品名や記号を記したチケットなどを入れ、これを景品と交換しては
ならない。
⑤提供した景品をもって他の景品と交換してはならない。
⑥景品が手渡しで提供される仕組みの遊技の場合においても、本要領の定めるところに
より、景品の取扱いを行わなければならない。
⑦風営適正化法に定めるいわゆる7号営業に用いられるパチンコ機、パチスロ機に類する
遊技機、メダルゲーム、ビデオゲーム、フリッパーゲーム機等の遊技機を用いる遊技に
おいては、景品を提供してはならない。
(7号営業とありますが、風営法改正で5号営業となりました)

出典:http://www.jamma.or.jp/index.php
JAMMA公式ホームページより(検索日:2017/6/29)
出典:http://www.aou.or.jp/index.html
AOU公式ホームページより(検索日:2017/6/29)

・最後に
業界団体に所属していないゲームセンターの運営会社はあります。
そういった運営会社は守らなくてもよいのかということになるかもしれませんが、実際はこの規制に違反すると風営法やその他の法律に違反することになりますので、業界団体に所属しているしていないに関わらず守らなければいけません。
特に④『カプセル内に品名や記号を記したチケットなどを入れ、これを景品と交換してはならない。』に関しては警察の、捜査、摘発が甘いがゆえに守っていないゲームセンターが少なからず存在しています。
これらの指針に反することは同時に法律違反であり、処罰される可能性があります。
業界全体で公正公平かつ健全な営業を目指し、イメージ悪化につながらないように努めていってほしいものです。

風営適正化法ハンドブック〔第4版〕
風俗問題研究会
立花書房
2016-08-08