確率機や実力機と呼ばれるプライズ機の分類の定義について
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目次

▶確率機とは
▶確率機の制御
▶確率機ではないプライズ機のアームパワー制御
▶その他のアームパワー制御、設定(確率機ではないプライズ機)
▶実力機とは
▶確率機と同じ運営ができる機種
▶確率機と間違われる機種
▶確率機と間違われる原因
▶まとめ

確率機とは

設定された金額に到達するまでは絶対に景品が取れず、到達すると実力で景品を獲得することができます。

設定された金額に到達すると一切の制御がなくなりますので、そこからは100%実力勝負となります。


【例】設定金額1万円
スクリーンショット (775)

5人目のプレイヤーが700円入れた時点で累計投入金額が1万円に到達しましたので、それ以降のプレイで景品を獲得できるようになります。

5人目のプレイヤーは運よく1000円で景品を手に入れることができました。

景品が獲得されたら設定はリセットされます。

(新たに違う景品をいれて違う設定にする or 同じ景品を補充して同じ設定を引き継ぐ)

確率機の制御

  • クレーンゲームタイプ
  • 設定された金額に到達するまでは景品を必ず落とすようなアームパワー制御になっています。

    (景品を上持ち上げた直後にアームパワーが弱くなり、景品を離すなど)

    設定された金額に到達するとアームパワーが弱くなりません。


  • 棒を穴に入れるタイプ
  • 設定された金額に到達するまでは穴に絶対に棒が入りません。

    設定された金額に到達すると実力で穴に棒を入れることができます。


  • 景品を吊るしている紐を切るタイプ
  • 設定された金額に到達するまではカッターで紐を切ることができません。

    (カッターの横移動は一斉の制御はありませんが、前後移動で必ず紐の位置からカッターがずれます)

    設定された金額に到達すると実力で紐を切ることができます。

確率機ではないプライズ機のアームパワー制御

確率機ではない機種であっても、アームパワーを制御する機能が搭載されており、プレイ中にアームパワーが変化することがあります。

2000年頃から発売された機種から本格的に搭載されはじめ、多くの機種で採用されています。

UFOキャッチャー7【セガ 2002年】

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【難易度アシスト】

「取れすぎ」の設定は過去5回以内に1個でも景品が取られていないとPOWERが少し強くなります。

「取れない」の設定は過去10回以内に景品が取られていないとPOWERが少し強くなります。

どちらかだけ有効、または両方とも有効にすることもできます。

スウィートゴーランド(初代)【バンダイナムコ 2008】

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【アーム難易度設定】

アーム(ハンマー)の回転速度をずらします。

景品が取られた場合、次のアームの回転速度をずらす、もしくは1ゲーム毎に回転速度をずらします。

コンビニキャッチャーDX【バンプレスト 1999】

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【変動モード】

設定された目標景品獲得率に実際の獲得率を近づけるようにマシンがハンドの保持力の強弱を自動制御します。

クレナフレックス(初代)【バンダイナムコ 2004】

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【ペイアウト率サポートモード】

キャッチャーのアームパワーが自動で増減し、設定したペイアウト率に近づくようにサポートするモードです。

【サービスモード】

連続プレイをした場合に、プレイ回数に応じて、アームパワーが大きくなるモードです。

トリプルキャッチャーメガダッシュ【アトラス 2006】

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【フルパワーキャッチング/ボーナス設定】

設定回数ごと、もしくは設定回数±5回ごとにアームパワーが最大になります。

継続なし(1回だけ)もしくは景品が獲得されるまでアームパワーが最大の状態が続きます。

参考:【キャッチング強度設定】
  • VR1(pick up):アームを掴んで持ち上げる時のアームパワー
  • VR2(retaining):アームを掴んだ後、景品落とし口真上まで移動する時のパワー

アームパワーの制御ではないですが、この2つは個別にパワーを設定できます。

この2つのパワーは変化せず一定です。(※フルパワーキャッチング/ボーナス時を除く。)

多くの3本アームの機種でこれと同じ機能が採用されています。

ミニキャッチャーツインジェミニ【北日本通信工業 2011】

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【ゲットフラグシステム】

アームパワーが強い状態を保持し、景品落とし口まで景品を運びます。

【ペイアウトサポート】

設定されたペイアウト率で運営するように、機械が景品獲得のタイミングを調整する機能です。

景品が獲得されるとゲットフラグがなくなり、景品が獲得されないとゲットフラグを立てます。

その他のアームパワー制御、設定(確率機ではないプライズ機)

など

実力機とは

定義はおそらくこの2つのうちのどちらかかなと思います。

  • アームパワー制御によるパワーの変化が一切ない機種
  • VR1、VR2の個別にアームパワーを設定できるものについては、個別に設定できるというだけであってそれぞれのアームパワーは制御により変化しないので、これにあてはめることとします。

  • 確率機ではないすべての機種
  • 確率機の対義語として実力機という言葉を使う場合はペイアウト率サポートモード、変動モードがあるような機種も含んで大まかに「実力機」と呼ばれることがあります。

どっちだとは言い切れません。実力機の定義は意外と曖昧です。

実力機の定義自体が話題になりませんからね。

当然、本来は実力機=プレイヤーの実力で獲得できるプライズ機という意味でしょうが、様々なアームパワー制御の存在を知らない人が名前をつけたんでしょう。

ペイアウトサポートで機能でアームのパワーが最弱になっているような状態がプレイヤ-の実力で獲得できる状態と言えるんでしょうかね?

確率機と同じ運営ができる機種

トリプルキャッチャーメガダッシュなどの機種はボーナス設定を利用して確率機と同じ運営方法を行うことができます。

通常時のアームパワーを絶対に取れないように低く設定し、ボーナス設定のみで毛気品を獲得させるような瀬底で運営すると確率機と同じになります。

ボーナス設定というのは本来はその名の通りボーナスであり、景品が獲得できなかった場合の救済措置でもあります。


VR1は景品を十分つかめるパワーにし、VR2で景品を落とすように低く設定します。

これは確率機と同じように運営するときもそうでないときも同じように行います。

確率機と同じように運営するときは絶対に取られないようにし、通常の運営の場合は掴んで落として徐々に景品落とし口までずらしていくような感じにします。

このような機種は厳密に言うと機種自体は確率機ではないですが、設定次第によっては確率機と同じ運営方法ができるため、確率機と呼ばれることがあります。


確率機ではない機種でアームパワーを最弱設定にしてとらせないという状態と確率機の一定金額に到達していない状態は厳密には異なります。

確率機の場合は絶対にとらせないという制御が働いています。

確率機ではない機種でアームパワーを最弱設定にしている状態はただ単にアームパワーアが弱いだけで、絶対にとらせないという制御は働いていません。(確率機と同様にほぼ100%取れないような状態の場合もあります。)

確率機と間違われる機種

上記のトリプルキャッチャーメガダッシュに加えてVR1、VR2の個別にアームパワーを設定できるも機種もよくまちがわれます。(トリプルキャッチャーメガダッシュや他の多くのクレーンゲームで個別に設定できます。)

基本的に3本アームのクレーンゲーム機は置き方を工夫して難易度の調整を行うことが難しいので、先ほど説明したように景品を掴んで、上で落として徐々に景品落とし口までずらしていくような感じで設定します。

VR1、VR2のアームパワーの強弱の違いは明らかにプレイヤーに感じ取られてしまうほど差がありますので、そこで何らかの制御が働いていると勘違いし、確率機と間違われることがあります。

実際は2種類のアームパワーが設定できるというだけです。

これに加えてペイアウトサポートなども同時に有効となっている機種もありますので、更にその機能によりアームパワーが変化することで間違われやすいです。

確率機と間違われる原因

アームパワーが変化する制御は数多くありますが、その存在はあまり知られていません。 先行して確率機の情報が知られていったため、アームパワーが変化する機種=確率機という情報が広まっていってしまったと思われます。

よく2本アームより3本アームのクレーンゲーム機のほうが確率機は多いと言われていますが、機種ごとに見ると2本アームタイプの確率機はありません。3本アームタイプのみです。

また、確率機ではない機種においては2本アームタイプは景品の置き方などで難易度を調整できますが、一方3本アームタイプは設定に頼りきってしまうことが多いので、アームパワー制御によるパワーの変化をプレイヤーが感じ取られやすい特徴があります。

さらに2本アームタイプは徐々にパワーが変化するタイプが多いですが、3本アームタイプは一気に強くなったり弱くなったりする機種がほとんどで、より感じ取られやすいです。

よって確率機ではない(単なるアームパワー制御のみ搭載されている機種)3本アームタイプも確率機だと言われてしまうのはこのためです。

しかし実際は3本アームのクレーンゲーム機でも確率機ではない機種は多いです。

まとめ

  • 厳密には確率機ではない機種も設定次第では確率機と同じ運営方法が可能
  • 一般的にみれば確率機と同じ運営方法をしている非確率機は確率機に分類してもいいと思う。
  • ただし、ゲーセン店員が「この機種は確率機」と言い切ってしまうのはどうか?

  • アームパワーが変化する機種=確率機だと言い切るのは無謀
  • ペイアウトサポートなどのアームパワー制御が搭載されている非確率機はたくさんある
  • 取りにくくする制御機能だけでなく取らせるようにサポートする制御機能もある

  • 確率機以外の機種で様々なアームパワーの制御機能が搭載されたため、プライズ機を確率機と実力機の2種類のみに分類するのは無理がある
  • 確率機ではない機種なら100%プレイヤーの実力のみで獲得できるというわけではない
  • 実力機の定義は曖昧
  • ペイアウトサポート搭載機種は実力機?

    実力機と言われているクレナフレックスなどでペイアウトサポート設定をかなりきつくしても実力機で良いのか?

  • 非確率機において一部のアームパワー制御機能が搭載されている機種は「設定機」などと呼ばれていることもあります。
  • ただし、「設定機」自体の定義が曖昧で確率機を「(金額)設定機」などと読んでいる場合もあるよう。

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マイ

トリプルキャッチャーを指さして店員に「これ確率機ですか?」と聞いても店員は「これは確率機です」とは絶対に言いません。
厳密に言うと確率機ではないのですから、店員の立場からするとその回答で正しいです。嘘ついてるということでもないです。 (確率機と同じような設定になってるかどうかは別です。)

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管理人

ちょっと話はそれますが、コーラをホテルで頼んだら1杯100円では飲めないです。
人件費などのコストやグラスや氷を用意し、部屋まで持ってきてくれるなどサービス料が上乗せされて1杯500円とかになります。
ホテル側は1杯100円で提供すると赤字になります。

ゲーセンも同じく運営にかかるコストを上乗せして景品を提供しています。
クレーンゲーム機に入れるより、陳列棚を設置して景品おいて売るほうがコストがかかりません。
一般の小売店で買うより高くなるのは必然かもしれません。

また、景品金額の法的な規制がゆるくなっていき、提供できる景品の金額が上がっていったため、1個の景品を理想の金額で獲得してもらうコントロールが難しくなったわけです。
それもあってペイアウトサポートなどのアームパワー制御が必要とされているわけです。
特に3本アームは何回も説明したとおり、置き方などで難易度調整できないので、運営上この機能は重要です。