ゲームブログで熱帯魚の飼い方?と思う方もいるかも知れませんが、ゲーセンではクレーンゲームの景品として熱帯魚のベタなどが使用されています。
そのベタの飼育方法などを紹介したいと思います。
クレーンゲーム熱帯魚2
・ベタの性質、特徴
もともとオスが縄張りを持つ種で、縄張り内に入る他個体を威嚇、攻撃する性質がある。
飼育下でも、オス同士を混泳させると喧嘩を始めてしまうことから、2匹のオス同士を戦わせる遊戯のために飼われるようになった。品種改良の結果、より気性が荒い、強い品種ができていった。「闘魚」、「シャム闘魚」の名がある。
また2匹を瓶などで仕切りにいれると互いに背ビレや尾ビレやエラを最大限まで広げて体を震えさせてに威嚇し合う(これは雄雌に関わらない)。これを「フレアリング」と言う。
闘魚としての品種改良のための交配を重ねた副産物として、鮮やかな体色をもつものがあらわれ、美しさを求めてさらに品種改良が加えられ、目の覚めるような青や赤の体色で、ヒレの長い品種が誕生し、流通するようになった。

ベタ類は、キノボリウオ亜目の魚の共通の特徴として、エラブタの中に上鰓器官(構造が迷路に似ていることから「ラビリンス器官」とも呼ばれる)という空気呼吸をする器官を持ち、口を空気中に出して空気を口の中にいれ、そこから直接酸素を得ることができる。

https://ja.wikipedia.org/?curid=15643
wikipediaより(2018/6/26)
つまり、
・オス同士の混泳は不可。(一つの水槽に一匹で飼育しなければいけない。)
補足:メスは混泳可能なのか→攻撃的なメスもいるので、混泳はメスであっても不可能な場合がある。
基本は一つの水槽に一匹で飼育。

・ベタは口を水面に出して、酸素を得る(呼吸する)ことができる。
betta004

・水槽の大きさ
(参考)
・20センチキューブ水槽(水量約7リットル)
・25センチキューブ水槽(水量約15リットル)
・30センチキューブ水槽(水量約25リットル)
(水量に関してはギリギリまで水を入れるわけではないので、実際にフチより下まで水を入れた時の量です。水槽の体積、限界容量ではありません。)
(ベタは水面に上がって口を出して呼吸しますので、深すぎる水槽は適しません。深さ30センチぐらいまでが理想です。)

これ以外にもたくさんありますが、おすすめは25・30センチキューブ水槽です。
(水量は10リットル以上の水槽がおすすめです。上限はありませんが、あまり大きい水槽にぽつんと魚1匹では寂しく、鑑賞には向きません。見た目を気にしないなら上限は何リットルの水槽でもOKです。)
水量が少ないとすぐに水が汚れてしまいます。また、水換えを頻繁に行う必要が出てきますが、水換えは水が綺麗になって魚にとって良いのですが、環境(水の性質)が頻繁に変わるとベタにとってストレスになりますので、ある程度大きいものを選びましょう。
「小さい瓶でも飼える」というのを見たりしますが、飼えないこともないですがベタにとってよりよい環境は瓶ではなくある程度の水量のある水槽です!

金魚鉢のような丸い鉢などのガラス水槽や大きいボトルでも良いのですが、側面から中を見るとベタが歪んで見えるため、鑑賞には向きません。

ベタは混泳不可で一つの水槽に一匹での飼育となりますが、複数飼育で水槽を並べる場合、仕切りなどを設置せずにピッタリくっつけて設置し、隣の水槽のベタ同士がお互い見える状態だとストレスがたまるので、仕切りを設置するか、水槽を離れておいてください。

ベタは飛び跳ねますので水槽ギリギリまでに水を入れないでください。
また、必ず蓋をしてください。
(水槽の購入時に蓋は付属しているか、また別売りのサイズの合ったものが販売されているか確認することをおすすめします。)
水槽の底に均等に荷重がかかって割れにくくするために底にマットを引いてください。



上で紹介しているのは水槽+蓋のみ(マットは別売り)ですが、水槽とマット、フタ、フィルターなどのセット(別メーカー品)がセールで割引されていることがあります。その場合セット品のほうが安いこともありますので、セット品の価格も見たほうが良いです。
水槽だけ買って蓋やマット、ライトを買い足した合計金額より、使わない余計なものもついてくるセット品を最初から買っておいたほうが安かったということもありますので注意してください。


※この他にも新しい良い商品が発売される可能性がありますのでいろいろ検索して探してみてください。

・水槽の材質

ガラスが一番いいです。
ベタは熱帯魚ですので、冬は水温を一定温度に保つためにヒーターを設置する必要があります。
ヒーターにもよりますが、プラスチック水槽には取り付けを推奨していないものもありますのでガラスのほうが好ましいです。
(上下や角の補強材がプラスチックであっても面がガラスであればOKです。)
(オールガラス水槽は割れやすいです。私は水槽の角を割りました。)

ブクブクや水を綺麗にするろ過装置など
❍ブクブク(ポンプで水中に空気の泡を送って、水面を波立たせて酸素を供給する装置。エアレーション、エアーポンプ)

ベタは水の流れを嫌うので無いほうが良いです。
また、ベタは水面に口を出して口から空気を吸って酸素を取り込むので、金魚などのように水中への酸素供給は必須ではありません。
(ただし、水中から全く酸素を取り込まないわけではないです。)
設置する場合は最小のごく僅かな量に調整して水流を極力抑えてください。

❍ろ過装置(フィルター)
ろ過装置は水を綺麗にしてくれるのであったほうが良いと思うかもしれませんが、こちらもベタは水の流れを嫌うので無いほうが良いです。
ろ過装置をつけるなら、性能の低い(少ない水量用)のものを水流を最小まで絞って行ってください。
水流はベタにとってストレスになります。
ろ過装置で綺麗にする代わりに水換えや毎日スポイトでゴミを取る形での飼育となりますので、ろ過装置がなくても良いのです。

・底砂
なくてもいいです。
ベタは底砂なしの水槽むき出しの状態(ベアタンクといいます。)での飼育でも問題ありません。
むしろそのほうが底に沈んだフンや餌の食べ残しをスポイトで吸い取って掃除するときに楽です。
入れるならベタは弱酸性を好むので田砂やソイルを入れてください。
サンゴ砂や大磯砂はアルカリ性なのでベタには不向きでのようです。

観賞用のガラス砂やビー玉などは水の性質に影響を及ぼさないため入れても問題ありません。
(私はガラス砂を入れています。)
ただし、ガラス砂は必ず角が取れてまるいものを使用してください。




・水草、流木
流木を入れる場合、尖っている部分があるとベタの尾ひれを傷つける場合がありますので、そういった箇所がないものを入れてください。
水草に関しても天然、人工に関わらず硬いものは避けてください。
水草はペットショップの詳しい店員に選んでもらうのが良いかと思います。
天然水草の場合は底砂にソイルなどが必要になります。

鋭利な部分がなければ水車や鳥居、土管などのアクセサリーを入れてもいいと思います。




・背景(バックスクリーン)
水槽にバックスクリーンを貼って見栄えを良くする方法があります。
魚への悪影響についてはなにかあるのかなと調べてみましたが情報はありませんでした。
魚にとってストレスになることはあまりないようです。
ベタの場合は尾ひれがきれいに見える黒系のバックスクリーンが良いとされます。
私はネットで適当な黒っぽい海中の画像を拾ってラミネートして貼り付けましたが、そもそもベタは海には生息していない淡水魚なので、海中の画像はどうなんでしょうか?
単一の真っ黒なバックスクリーンが良いと思います。
水に濡れるので自作する場合、色画用紙など紙そのままは不向きです。
ラミネートするか黒のフィルムを購入するのが良いです。
見た目の問題ですのでなくても全然問題ありません。


・水
カルキ抜きを行ってください。
バケツに水を入れて直射日光の当たるところに2~3日放置する方法とカルキ抜きの薬品を使う方法があります。
薬品の場合カルキ抜きのみを目的としたものの他に魚の表皮を保護する成分も入っているものなどもありますので、そちらもおすすめです。(ベタ専用でなく、一般的な淡水魚用のもので十分です。)
トラディショナルベタ(品種改良されたベタ)なら強いのでカルキ抜き不要という説明をしているサイトも有りましたが、ベタに長生きしてほしいならカルキ抜きは必要かと思います。

バケツに放置する場合、水に直射日光(紫外線)を必ず当ててください。
薬品を使用する場合は入れる量を必ず守ってください。
テトラ (Tetra) テトラ (Tetra) アクアセイフ プラス 500ml
スペクトラム ブランズ ジャパン







上は一般的なカルキ抜き。下はカルキ抜き+魚の表皮保護

テトラ (Tetra) パーフェクト ウォーター 250ml
スペクトラム ブランズ ジャパン
2010-11-29






↓ベタ専用のカルキ抜き+表皮保護もあります。


・掃除、水換え

普段の掃除はスポイトを使って底に沈んだフンや食べ残しを取ります。
水換えは1週間~2週間に1回行います。水すべてを入れ替えるのではなく、1/4~1/3のみ入れ替えます。
すべて入れ替えると急に水質が変わってベタのストレスになりますので、一部の水を入れ替えることで急激な水質の変化を抑えます。
必ずカルキ抜きをした水を使用し、できれば水温にあまりに温度差がある場合(冬など)はヒーターなどを使用して、温度を合わせてください。
水槽が大きい、また気温が低い(とくに冬)ほど水換え周期が長く、入れ替える水の割合も少なくなります。



掃除用のスポイトの購入の際は全長を確認してください。
水槽のサイズより小さすぎるものを購入すると水中に手を突っ込んでスポイトでゴミを吸い取る羽目になります。

・ライト
鑑賞にはライトがおすすめです。
小さい水槽の場合は水槽のフチに引っ掛けて固定するタイプ、大きな水槽は上に乗せるタイプがあります。
また、ライトの台を購入、自作して上から吊り下げる方法もあります。
丸い鉢や大きいボトルで買う場合は、その形状により引っ掛けて固定するタイプ、乗せるタイプのものは使用できないことが多いのでライトを固定する台が必要、もしくは台付きのものを購入することとなります。

一日中つけっぱなしはベタにとってストレスになりますので、決まった時間に8時間前後で夜は控えるのが良いと思います。
仕事で決まった時間につけたり消したりするのが厳しい場合はタイマーを使用してください。
アクアリウム用の照明タイマーではなく、一般的なコンセントタイマーで良いと思います。
テトラ (Tetra) LEDミニライトLED-MINI
スペクトラム ブランズ ジャパン


ライトも水槽の大きさに合わせて購入してください。

・水温
ベタがやけどしないように必ずカバー付きのものを選んでください。
ベタは熱帯魚ですので25℃~28℃が適温です。
夏は真夏日には直射日光があたって水温が上がりすぎないようにするなど、30℃までは大丈夫ですので、置き場所を気にするぐらいでいいですが、冬はヒーターを使用してください。
ヒータは耐用年数がありますので2年ぐらいで買い替えとなります。
4年、5年と使っていると突然壊れて温度が上がらないor上がりすぎて魚が死んでしまうことがあります。
ヒーターは消耗品と考えてください。
また水温計の設置も必須です。


テトラ (Tetra) 26℃ミニヒーター 50W 安全カバー付
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2010-11-29


ヒーターは対応した水槽の適正水量や最低水温などがありますので注意してください。



デジタルの水温計もありますが、安いアナログ水温計がおすすめです。
一般的な温度計の中の液体は赤ですが、アクアリウム用は青もあってかっこいいです。
吸盤で水槽の中にくっつけておきます。

・エサ
ベタ用のエサが売っているのでそれを買って与えてください。
エサの容器に書かれた注意書きを守って与えてください。


・他に必要なもの
・バケツ
・計量カップ
・計量スポイト

(カルキ抜き剤は水10リットルに対して❍❍ミリリットルなので、小さい水槽で少ない水換えをする場合、容器のキャップではなく計量スポイトで正確にカルキ抜き剤を量る必要がある場合があります。)
・雑巾
・ゴム手袋
(水換え、掃除時など、手に怪我をしている場合は水槽の水に触れないほうが良い。)
この辺はホームセンターや100円ショップでキッチン用や汎用品を買ったほうが安いです。
・ph試験紙(なくてもいいです。私は1回も使ってません。水槽の水が酸性、中性、アルカリ性のどれかを調べます。)
・ph調整剤(こちらもなくてもいいです。私は1回も使ってません。ベタの場合は水槽の水がアルカリ性や強い酸性になったときに弱酸性になるように調整剤を入れます。)

※ph試験紙やph調整剤は必ず要るということはないです。
気になる方はphだけでなく亜硝酸などの値も測定できる試験紙で水質をチェックして、どの頻度でどの量の水換えをしたら良いかという目安にしたら良いかと思います。

・予算(初期投資)
ベタの費用を除くと最安6500円ぐらいからとなります。
ライトをなしにすると5000円ぐらいから。
夏にはヒーター不要なのでヒーターも最初は買わない、ライトなしとなると3800円ぐらいでしょうか。

ただしこれは最低の金額です。
最初からセール時に水槽などを買っておいて、その後ゲームセンターでベタを獲得したり、ホームセンター、ペットショップなどでベタを購入する場合は費用が抑えられます。
しかし突発的にベタを入手してその後に水槽などを買いに行く場合はセールまで待てませんので多少販売価格が高くても購入する必要があったりします。
また質の良い物ほど値段は高いです。

通常はベタの費用を除き、1万円ぐらいは必要だと思ってください。

おすすめはできればベタを入手する前に「エアチャーム」をしてください。
「エアチャーム」はペット用品販売のの「チャーム」というサイトで商品をかごに入れて総額を見て、飼育する妄想だけして実際には購入しないという遊びですが、通販サイトで飼育に必要なもので安い物を選んで買い物かごに入れて総額を見てみてください。
このときセールなどの値引き後の総額だけでなく、定価などの値引き前の総額も見てください。

・注意
ゲーセンの景品のベタは生き物ですので、よく考えてプレイして、獲得したらちゃんと最後まで責任を持って飼いましょう。
特に未成年の方は事前に親に相談するのがベストです。
子供だけでゲーセンに行ってベタなどの生き物をクレーンゲームで獲得して、あとから親に報告して「勝手に持って帰ってきてどうするの!」「ゲーセンは生き物をクレーンゲームに入れているのか!」と下記のようなトラブルになることが多いです。

・親に無断で生き物を獲得して家に持ち帰った
生き物を飼うには費用や時間、手間がかかります。また小さい魚1匹でも大切な一つの命なのです。
それらをきちんと理解せず、興味本位だけで生き物を持って帰ってくるのは好ましくありません。
・クレーンゲームの景品に生き物を入れている。
動物愛護の観点からクレーンゲーム機に生き物を入れるのは好ましくないとの意見があります。
・クレーンゲームでお金を使いすぎた。
生き物という他の景品と全く違う性質のものであるということと、夏休みという状況から普段クレーンゲームをしない子供が挑戦してお金を使いすぎることがあります。

これらは独立した別々の問題ですが、同一の一つの問題と捉えてゲームセンター側が非難されることが多いです。
3つ全部合わさると親は大激怒してゲームセンターに乗り込んで抗議する人もいます。

親「今日子供が勝手にベタを取ってきた。ベタ返すから使った分2千円返金しろ。」
ゲーセン「返金はできません。」
親「そのそもクレーンゲームに生き物を入れるのはどうなのか。返金すべきでは?」
ゲーセン「・・・・・・。」

ゲーセンは客が使った金額を確認できませんし、そもそも子供(未成年)であっても小遣いの範囲内の金額であれば返金する義務はありません。
「子供が勝手に持って帰ってきた」は家庭内の教育の問題です。
「クレーンゲームの景品に生き物を入れているのは動物虐待だ。返金する義務がある。」は動物愛護の問題と返金は全く無関係です。
(法令や規則等について:ペットにおいて哺乳類であれば販売に登録等が必要ですが、魚の場合は一切不要です。販売資格、条件も一切ありません。法令違反にあたることはありません。[食用や絶滅危惧種等は除きます。])

もうこうなったら最悪です。両者どちらも何も得しない阿鼻叫喚の泥仕合のスタートです。

・最後に
生き物はモノではありません。
生き物を飼うときは家族と相談してよく決めましょう。
子供(未成年)の場合は親に相談しましょう。
これらを守ればトラブルになることはありません。

ベタは可愛いです。とても綺麗です。
ベタに罪はありません。飼う人間のほうがちゃんとしなければいけません。
私の言いたいことは「トラブルになるから飼うな!」はなく、「飼うならベタについて知った上でよく考えてから飼え!家族の許可とれ!」ということです。

※この記事はあくまでベタの飼い方の説明、問題点の指摘であって、ゲームセンターがクレーンゲームの景品に生き物を入れること、及びその生き物の景品を獲得することに対し、推奨や否定をしているわけではありません。

(参考)
https://goo.gl/LB6EjE
熱帯魚なめんな.comより(2018/6/26)

https://beta.senmonsite.com/index.html
正しいベタの飼い方より(2018/6/26)

https://betta.senmonsite.net/index.html
ベタ飼育入門より(2018/6/26)

http://xn--t8j243v7hpifc.com/2015/11/10/post-2189/
お魚飼育.comより(2018/6/26)

https://aquarium-guppy.com/2015/04/08/post-2099/
はじめてのアクアリウムより(2018/6/26)

http://xn--5ck8b.biz/archives/324
熱帯魚ベタの飼育辞典より(2018/6/26)

http://tentyo.com/sokosuna
店長が教えるベタの飼い方より(2018/6/26)

https://my-best.com/3071
マイベスト(水槽バックスクリーンのおすすめ人気ランキング10選)より(2018/6/26)

https://plaza.rakuten.co.jp/arisawaryou/diary/201005080000/
私と小さな生き物たちより(2018/6/26)

https://tropica.jp/2018/03/16/post-12833/
アクアリウム情報サイトトロピカより(2018/6/26)